さまよえる蒼い変人

我が成長曲線を綴り、「怒り・疑問・不満」を昇華していく

『80』前田氏の火の玉ストレートが胸にズバズバ届く名著 「人生の勝算」

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「📚著 人生の勝算」

○勘所

1 三味線などで、音調を整えるために指で弦を押さえるところ。つぼ。

2 はずすことのできない大事なところ。肝心なところ。急所。「―を心得た仕事ぶり」

 


・人生というドラマの中でしばしば、自らではコントロール不能な何らかの外部要因が、一見打ち手のなさそうな試練を与えてきます。そこで、決して、運命に屈して欲しくない。突如立ちはだかる壁やハンディキャップは、後天的な努力によって必ず乗り越えられる。世間との競争にとらわれずに、他でもない、自分の運命と真剣勝負で向き合ってほしい。人ではなく、運命に負けないでほしい

 


・貴方は何に"苦しみ"喜び"成長"したのかエピソードを通じて咀嚼せよ

 


・幼少期の弾き語り時代から"課題発見能力"を養成していた

 


・弾き語りよりビジネスでスケールするには、"顧客視点"に立ち返り、共感や興味のあるコンテンツを提供する必要性があることを認識した

 


・駅前に出ると、つい、「私の演奏を聴いてください」という、供給側の論理に立った一方通行なスタイルを取りがちですが、それでは「モノ(演奏)対ヒト」の関係になってしまっていて、ダメなのです。絆を醸成するには、モノを一方的にぶつけるのではなくか、他者への想像力と思いやりを持って、「ヒト対ヒト」の関係性を築くことに意識を集中させねばなりません

 


・「実用的価値」「内面的価値」「社会的価値」

 


・スナックと永続的ビジネスモデルの連関の着眼点が面白い

 


・一人で作って10万人に売るのは難しいけど、10万人で作れば最低10万人が買うであろう。具体的には、クラウドファンディングを活用して、「自分も一緒にこのプロジェクトに参加しているんだ」と感じるファンや共謀者を増やしていったのが、「えんとつ町のプペル」のヒットの要因

 


・コミュニティの本質は

①余白の存在

②客から中の人へ

→リーダーは完璧じゃなくていい

 


大西桃香さん(朝5時半の女)は、いい具合に抜けており、余白の出し方が上手い。

○ストーリー

ブランディング

○突っ込みどころ

○共感

○熱量

 


・消費のマクロ環境や時代の空気感。スナックと高級レストラン、白地図と地図帳、どちらが今、より大きな市場機会を持つのかという観点が肝要

 


・ファンビジネスはファンをどこに選定するのか?どこに刺さるのか?を今持っているものから考慮する

 


○森羅万象

宇宙に存在する一切のもの。あらゆる事物・現象。

 


・前田氏が崇拝する「宇田川氏」

①人に好かれる才覚

②人を好きになる才覚

③人に対して挨拶を惜しまない

 


・自分という1を10に、そして100に、どんどん引き上げていくために、

①誰からも好かれてサポートしてもらえる環境を作ること(先に自分が好きになる)

②自分のこと以上に周りに時間を使って、周りを強く育てることで、チームとして最強になること

 


・宇田川氏と出会って以来、前田氏は無条件で相手を好きになることを心がけている。プライベートでもビジネスでも関係なく、全力の愛情を持って接している

→苦手なタイプの人には、「好きだ!好きだ!」と心の中で100回ぐらい自己暗示している

 


・証券マン時代は、誰よりも早く会社に着き、誰よりも遅くまで、一生懸命、働いていた

 


・「サドル事件」という特異なエピソードを持っている

 


・前田氏のメンターである、藤井氏は如何なる状況でも自分の"価値提供"という視座を持っている。

だから、人に好かれ、気に入られ、楽しませられる。

(真面目な話をおでこに「肉」と書かれた状態で話している。"ギャップ")

 


・「プライドはコミュニケーションの邪魔になる。あいつは、バカだねと思ってくれたら、成功だ」

 


・前田氏は、藤井氏と組んで、裸芸をしてお客様を楽しませたりもした

 


・「誰に仕事を頼みたいか?」という判断では、人情や愛嬌といった人間的な要素が最後の決め手になると学んだ

 


・ビジネスの世界では優れたスキルや高度な情報を持っているだけの人はそれほど重宝されません。なぜなら、競争の激しい業界ほどハードスキルに優れた人はいっぱいいて、往々にして代替可能だから

→能力やキャリアで劣っても、純粋に好かれる人が勝つことを証券マン時代に学んでいる

→家族や友人や上司などあらゆる人に対して、恋人に接する時の様に振る舞え

 


・自分が何を与えたいかよりも、相手が何を欲しいか。

 


・成績を上げる社員を見ていて、感じたことは、会話スキルや運だけではなく、「モチベーション」「エネルギー量」が圧倒している。同期より早く給料アップしたい、社長に褒められたい、同期の女の子にモテたい、なんでもいい。モチベーションがはっきりしていることが大事で、そのエネルギーを源泉として頑張れる人が勝ちを重ねられます。

→ビジネスの専門知識や、会計処理能力、語学力、どれもビジネスパーソンの武器にはなると思いますが、「やる気」は全てを超越し得ます。

 


・宝の山が眠る鉱山を掘って、宝石を探り当てるゲームをするならば

①山の麓に住む町の長老にヒアリング

②実際に採掘できた地元の人に会ってみたり

③宝石のありかの地図や探知機のようなものを探してきたり

"あらゆる手段"を使って効率的な採掘手段を探す

 


・自分という大きな航海に出ているのに、方角を示すコンパスを持っていない。自分の進むべき道を定めていかないから、途中でどこに向かっているのかわからなくなり、広い海の上で途方にくれます。そうなったら、一旦陸に戻ってでも、自分自身のコンパスを得るのが、結局遠回りに見えてベストだと思います。

 


・自分の進む道は、現時点では少なくともこれで間違いないと言える、信じ切れる、というところまで見極め作業を徹底すれば、モチベーションは身体から湧いてきます

 


・自己分析の目的は、人生のコンパスを持つことだと思っています。自分が何をしたいのかを示すコンパスがないと、人生という荒波の中で、すぐに迷ってしまいます。

凡ゆる物事を決める指針となります。就職活動に限らず、実りある人生を生きる上で、コンパス、つまり、自分は何を幸せと定義し、どこへ向かっているのかという価値観の言語化は、必要不可欠です。

→大学入試時から自分はコンパスというものを持たずここまで来てしまった反省の念を込めて

 


・人の心は弱く、どれだけ他人が羨むような状況にあったとしても、得てして、隣の芝生が青く見えてしまうものです。結婚して可愛い子供に囲まれていたり、休日にお出かけをしてプライベートライフを充実させていたり、はたまた仕事で大活躍していたり、SNSからは幸せそうな知人の近況が日常的に目に入ります。その時に、自分にとって大切なことを選び、決めていないと、自分以外の他者の幸せが羨ましくて仕方なくなるかもしれません

 


・人生の質を高めるのは、「選択と集中

 


DeNA守安氏は、ストイックで問題意識、課題認識の深さと同時に自身の弱みも冗談交じりにストレートに表現できる、チャーミングで愛すべき事業家

 


・「SHOWROOM 」の考案道理

多くの夢追い人が、大きな希望を胸に携えて、前に向かって進み続ける。そういう世界が見たい。生まれ育った環境に恵まれた人が勝つのではなく、努力した人が報われて、後天的に買っていける世界が見たい。これはもはや、僕のエゴなのかもしれません。でも、強烈に、本気で心からそう願っていて、僕が人生を通じて作り上げたい世界を実現するサービスとして立ち上げた

 


・~ライブストリーミング

リアル世界でフェラーリを買っても、助手席に乗せる相手がいない。であれば、オンライン上の美女をターゲットにして、デジタルのフェラーリでもって承認欲求を満たした方が、幸福度が高い。そのような理屈

 


○種火(たねび)

いろりなどで、いつでも火がおこせるように残しておく少しの火。また、ガス器具などで、いつでも点火できるようにつけておく小さい火。

 


秋元康氏に何度も提携の直訴を行うが、ことごとく撃沈。しかし、相手を徹底的に調べ上げ、何度でもしつこく、扉がしつこく叩き続ける。自分を認識してもらう。気に入られる。面白いやつだと思ってもらえたら勝ち。見事、秋元康氏との協業を取り付ける

 


・人々は本質的に"コミュニケーション欲求"を持っている

 


・先方に掛けた迷惑に対して

①心からの謝罪

②再発防止策

を徹底的に伝えることで、信頼回復に努める