『181』著 行動経済学
📕著 行動経済学
この本を読んだ後に得られる効果
意思決定の癖がわかるので消費者心理に即した広告や販促がみえてくる
②マネジメント
同僚や部下のマネジメントの際も仕事を手伝ってもらいやすい依頼の仕方や動かし方を学べる
③自己実現
目先の誘惑に囚われずゴールに辿り着く
誘惑に対しての策を講じることができる
行動経済学=心理学+経済学
◆コンビニ、スーパーのレジ待ち用の間隔目印
店側の要望に沿った行動を知らず知らず選択している
→無意識のうちに選択できるように「仕組み」をつくることが大切
・経済学によると人が無意識に行動を選択する時には過去の経験がもとになっている
○ホモ・エコノミカス=経済人
超合理的・超自制的・超利己的の3つの意思決定を行う人
・行動経済学は経済学で説明がカバーできない部分を説明しうる学問
→感情の心理学と理屈の経済学をブランドしたそんなイメージがしっくりくる
深く考える必要のない際に瞬時に答えを出すプロセスのこと
(経験に基づく判断.直感など)
○システマティック
条件や要素を分解して考慮し、じっくりと答えを出すプロセスのこと
(熟考.情報収集など)
・情報過多なものから意思決定する際はヒューリスティックをよく用いる
Q.見たことのあるものを買ってしまうのは何故?
A.記憶に残っているものを信用するから
単純接触のバイアスで売れると誤認
→繰り返すことでブランディングに役立つ!
→憧れの行動特性を持った人の写真や動画を繰り返し毎日取り敢えず見てみることも有用!
○選択的知覚が人間は行えるので、商品販促時に1人に窓を絞るようなターゲティングは必須。「貴方に語りかけている感」を
Qなぜ、確率に振り回されてしまうのか?
A.少ないサンプルで考えてしまう
(思い込み、ステレオタイプ)
・結果は必ず平均値へ収束する
2年目のジンクスなどはなく、平均へ回帰しているだけ
○ピークエンド効果
対人関係での記憶は最初と最後の部分が記憶に残りやすい
→始めのつかみと最後の締めは相手の記憶に残るような準備を
○サンクコスト
過去の労力にこだわり損切りできない
・営業トークや人との会話では必ずフレーミングを意識して前向きな言葉に変えていこう
Qなぜ2択より3択のほうが選びやすい?
A人は極端を嫌うから
・「時間的選考」もヒューリスティックの一つ
人は将来よりも現在を重視する傾向にある
将来得る果実より今を享楽的に生きている
○バンドワゴン効果 同調効果
人と同じ行動をとってしまう
○ウェブレン効果
商品の実用的価値だけでなく、価格やブランドなどの特別感によって価値を見出すこと
「絶対に」の文言に人は集まる
得をするときはリスクを避ける
・飛行機事故が起こる確率も過大評価されがち。死亡する確率は数百万分の一と言われているが、過大評価し過剰に恐れる人が多い
○解釈レベル理論
人は時間的距離が遠い物事については本質的な解釈を行い、近い場合は具体的、副次的な解釈をしやすいという考え方
○威光価格
キリのいい数字は「高い」という印象を与える
逆にプレミアム感を演出するので、消費者の優越感や自己顕示欲をくすぐる
○文脈を作るキャッチフレーズ
訳あり!
限定カラー!
2000万台突破!
これらは商品の価値を高く感じさせるフレームに
○アンカリング
基準値より価格をどんどん下げて安く感じてもらう
○タイムプレッシャー
時間的圧迫感が冷静な判断力を奪う
・クラウドファンディングが大金を集めやすい訳
①同調効果
他人の支援額が見える為それに同調してしまう
②利他性
社会貢献している感覚が投資のハードルを下げる
○スポットライト効果
「自分のことだ!」と思うと危機感は倍増する
→他人から向けられる関心の大きさを過大評価してしまう為
○デフォルト
選んで欲しいほうを選びやすくする
選択の自由がある場合に、あらかじめ選ばせたい選択肢を初期設定にすること
→選択肢が増えること(情報が多くなること)で人間は深く考えることをやめる