『168』著 人を動かす行動経済学26の切り口
「📕著 人を動かす行動経済学26の切り口 トリガー」
・本書は、行動経済学をマーケティングにつなげるアプローチを取っている
・生活者は、時として「合理的でない」選択をする
*同調したい気持ち
*見栄や虚栄心
*一瞬の印象
*世間的な評判
*難しい選択を避けた判断
*飢餓感や射幸心
*感情の起伏
*抜け切れない習慣
*誰かが決めたルール
「フレーミング理論」
この手術は、死亡する確率が10%あります
この手術は、生存する確率が90%あります
「選択回避の法則」
選択肢をあえて限定的にして、選択時のストレスを低減する。一つ一つに集中でき、結果的に購入に結びつける
「あたかも、元々欲しかったような気持ちにさせる」
「自然に購入してしまう流れを作る」
「バンドワゴン効果」
人気を多く集めていることがわかると、元々関心がなかったにも関わらず、興味を示してしまう傾向
「ジンクピリチオン効果」
聞いたことのない、凄そうな言葉の響きだけで、「何となく良さそう」と短絡的に判断してしまう傾向
「ザイアンス効果」
何度も繰り返し接触させられることによって、それに対する警戒心が薄れ、次第に親近感を持ち始める傾向
「ウィンザー効果」
商品、サービスの提供者から直接アピールされるよりも、第三者から間接的にそれを聞くと、より強く信じてしまう傾向
「ヴェブレン効果」
それを購入した自分をアピールしたいという欲求が働き、高額な商品を購入したいと考える傾向
「損失回避性」
得をすることよりも、損をすること、リスクにさらされることについて、過大に反応してしまう傾向
「アンカリング効果」
事前に与えられた情報や数値が「基準」となって、後の判断に影響をもたらしてしまう傾向
「サンクコスト効果」
既に支払い済みで戻ってこないコストに気を取られ、合理的な判断ができなくなり、さらに損失を拡大させてしまう傾向
「エンダウド・プログレス効果」
ゴールに向かって若干前進したと感じると、ゴールに向かっていくモチベーションが高まり、続けたくなる傾向
「おとり効果」
明らかに選ばれる可能性が低い選択肢が加わることで、それに影響を受け、ある特定の選択肢を選んでしまう傾向
①効率よく「高感認知」をつくる
②新たなニーズを創る
③自然に継続させる
④購入ストレスを低減する
⑤魅力的なものに見せる
◎新習慣の創出
ターゲットが、日常の中で頻繁に行う行動や、頻繁に直面する状況に新たな習慣を紐づける方法
→「脂っこい食事→〇〇茶」の様な連想
→「飲む前に飲む」というキャッチフレーズ
「確証バイアス」
自分の考えを正当化するために、それを裏付ける情報ばかり探してしまい、ネガティブな情報に注目しないこと
・後ろめたい気持ちに対しては、「良い言い訳の提供」を意識する
生活者は、将来やってくる利益や損失を、過小に評価してしまう心理があり、ついつい目先の損得だけで判断してしまいがち。
→目の前にある「今は払わなくて良い」「今は簡単な手続きだけでOK」という甘い言葉に釣られる
○エンダウド・プログレス=こまめな達成感
こまめに達成感を抱かせるということは、こまめにそれを通知する手段を持たなくてはいけない
『167』著 世界一速い問題解決
「📕著 世界一速い問題解決」
・問題解決は、手順がある。まずは解決策よりも何故起きてしまったのか?という原因に目を向ける
・何が良くて、何が悪いのかを判断するための勉強
*競合他社分析
*自社サービス理解
*他社見学
*ビジネス書読む
・自分が困らない問題ほど、見えない。関心がないものに関しては問題が何なのかすら出てこない
「正しくないゴール設定3つ」
①期限が不明確
②誰がやるか不明確
③内容が抽象的で具体的でない(数値を入れる)
◎問題の全体像を把握する為に「自分が上司だったらどうするか?」と考える
・問題整理
①対立軸
②計算式
③順序
・問題に対して「縦と横」の質問で原因追求していく
*進捗状況
*プロセス
*納期
*ルール
→これらが「可視化」されているか?
・着手すべき問題に優先順位をつけて施策を打て
→優先順位付けで多くの人が「勘違い」しているが、もっと優先すべきか重要度が高いものである。そこから着手なのである
◎解決策を出すときはゼロベースで考えると妙案が出る
◎業務管理のコツ
①責任者/担当者名を明確にする
②時間にバッファを持たせる
③途中で進捗確認する
話を深掘りするコツ
要素分解
順序決め
フレームワーク当てはめ
『166』プロジェクトマネジメント実践講座
「📕著 プロジェクトマネジメント 実践講座」
・プロジェクトとは、目的を達成するために実施される、開始日と終了日を持つ調整されかつコントロールされたアクティビティで構成されるプロセスの独自の集合
→独自の目的・目標を設定し、それを期限までに達成させる一連の活動
[プロジェクト]
◎プロセスグループ
・立ち上げ
・計画
・実行
・コントロール
・終結
○サブプロジェクトグループ
*統合
*スコープ
*資源
*タイム
*コスト
*リスク
*品質
*調達
*コミュニケーション
「プロジェクトマネージャーとしての重要な要素」
①知識/技術/経験/人間性
②目的・目標達成にこだわる思考
「目的と目標の違い」
目的は概念的なところ
→方向性。目的が不明瞭な場合、なぜなぜを繰り返す
目標は具体的なもの
→目的達成のための目印
「目標設定は明確なイメージが重要」
・具体的にするためのフレームワークとして
・目標が明確でないと、何の為にこの仕事をしているのか、なぜその仕事をするのか疑問を持ち、モチベーション高く仕事に向き合えない可能性が高まる
→5w1hで詳細な目標設定をしないと適切な情報を説明できないし、与えても貰えない
・プロジェクト前段階に憲章を作成し、計画を立てるが、時点に内容の整合性が取れない場合がある。そういう場合は、修正を加える。見てもらいずれたものをしっかりレールに戻す役割もある
→制約条件の認識合わせも大事。お金・人材・情報・時間を明確にしておきリソースを見えるように。他には、主要リスク。想定される負のリスクと正のリスク等をそれぞれ洗い出し、リスクを起こさせないのか、もしくは最小限に抑える為にどんなアクションを取ればいいのか?という検討をする
・プロジェクト現場では目的や目標を明確にしづらいということがある。
「プロジェクトヴィジョンシート」で明確にする。
①プロジェクトで何を達成したいのか?
②なぜそれを達成したいのか?
③達成することで会社や組織、顧客、自分、プロジェクトチームメンバーやステークホルダーはどうなっているのか?
④達成した際のイメージスクラップ
「段取り八分」
段取りをしっかりとしておけば、その仕事の大半を占める8割は完了しているのも同然。計画の段階では、マネージャーの稼働が集中し、忙しくなるが、そこで雑に仕上げてしまうと①スケジュールが遅延する②コストオーバーする③作業工程に抜け漏れある④チームメンバーのコミュニケーションが混乱
「ファシリテーションの重要性」
(目標達成)に必要な各分野の専門家や有識者の意見を聞き出し、議論をリードし、合意形成をしていくことが極めて重要
→信用できる専門家や有識者を巻き込み議論をファシリテートする能力を身につけよう
・各工程における要求事項は大きく二つ
①成果物の品質に対する要求事項
②プロジェクトの進め方に対する要求事項
「優先順位付けフレームワーク」
must 必須
should すべきこと
could 可能であれば
won't 不要
・目的/目標設定から計画へのイメージ
情報のインプット・アウトプットを繰り返し目的・目標を明確化
いつ、誰が、どこで、何を、どのように、いくらでやるのかを明確化
「WBS ウァークブレークダウンストラクチャー:作業分解図」
最終目標
↓
成果物
↓
要素成果物
↓
活動・作業
「(担当から)営業実施しました。終わりました」と言われるだけで本当に要求事項に沿って進捗しているか、完了したかをチェックできるでしょうか?
→資料での見える化と工程を共有しておけば、より明確に進捗が伝わる
◎WBSは「何をすべきか」を明確にする為の技術
◎ガントチャートはそれを「いつすべきか」を明確にする為の技術
それぞれ必ず抜けなく行うことがしっかり計画を立てる上で大切
「アクティビティ期間の見積もりをする」
プロジェクト期日に間に合わないことは、「各アクティビティの期間」を見積もることで解決でき、無駄を省け、達成への意識が持続する
・アクティビティ(構成要素)/順序/期日設定がプロジェクトリードに必要
・責任分担表の登場人物が部署のみだと「誰が各アクティビティのどの役割を責任を持って対応するのか?」が明確でない。責任の押し付け合いや「誰かがやるだろう」に繋がる
→実行責任者は1-2名に限定
「進捗情報を明示する項目を作っておく」
開始日、終了日、残日数の右側に「進捗率」という項目を準備しておく。感覚的に埋めないよう、ステータスは各「未着手、取り組み中、完了、最終チェック中」等でわかりやすく
○学生症候群
時間余裕を与えたとしても最初にその時間余裕を使ってしまう傾向を表すもの
仕事の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
・アクティビティ期間の見積もりを立てる場合
①開始日と終了日
③責任分担表
をガントチャートで作成し、メンバーにやるべきことを明確に見える化しておく
「コストオーバー時に考えるべきこと」
プロジェクトの目的や目標達成の為に、本当にこの要素やプロセスが必要なのか。
何かに代替することができないか。
という視点がプロジェクトマネージャーが持つべき視点
◎特定の人にとっては、リスクと思わないことも他の人にとってはリスクである場合があり、その逆もある。
プロジェクトマネージャーが1人でリスク計画をすると、自分がリスクだと思わないことも後々大きなリスクになることもある
→皆でリスクを洗い出して計画を立てていく
→◎リスクがQCDのどれに影響するか明確にする(適切な人の決済、時間の捻出方法、何をもって完了か?等)
・リスク軽減策と発生確率軽減策等、予めリスクへの対応策を共有しておく
→取りかかることへの優先度、最低品質基準も定義しておくと安心感持ち取り組める
→リスクは常に変動していくので、定期的なアップデートが求められる
○プロジェクトマネジメント計画書の承認を得る
○計画の3つの「しない」
①いつまでも計画しない
→ROI低下防止。機会損失防止。
②1人で計画しない
→リスク観点はあらゆる視点から。
③複雑にしない
・計画というベースがなければ「なぜ計画と実績の差が出たのか」「その要因は何か」の分析ができない。この分析情報自体が企業や組織のプロジェクトマネジメント高度化や成熟化の重要な情報の一つとなる
「チームの意義」
相互補完と目的達成
・キックオフミーティングでは、意識を低下せる言動や行動などは避けるべきです
チームの形成段階
成立期→動乱期→安定期→遂行期
「進捗確認3つのポイント」
①過去の実績を測定
②計画と実績の差を分析
③未来どうなるか予測
→報告資料もこの取り組みでどうなるのか?未来の部分。つまりSo what?が要求事項である
○プロジェクト終結時には「後片付け」が必要
評価や来期への引き継ぎ内容等を会話、文書化し、報告書を作成する
(最低限項目)
①基本情報
②プロジェクト概要
③プロジェクトパフォーマンス
④プロジェクト評価と教訓
⑤プロジェクト終結概要
⑥承認
⑦改訂履歴
⑧添付資料
・一度プロジェクトが停止すると、計画や実行やり直しには、大きな労力が発生する。
その為に、計画策定時に大きな負荷をかけリスク管理や手順を適切に考慮する
◎リーダーシップには、前向きさ「ポジティブ思考」!
『165』著 新人コンサルタントが入社時に叩き込まれる「問題解決」基礎講座
「📕著 新人コンサルタントが入社時に叩き込まれる「問題解決」基礎講座」
①問題提起
・若手に陥りがちなのは、ベストな解決策に時間をかけすぎてしまうこと。大切なのは「確実な実行」
・冷静に全体を見渡しながら、解決までのプロセス(工程)を把握し、時間配分を考慮する
→話す時、決める時に時間設定することは大切
→現在の工程で求められている結果はどこか?も把握したい
◎進め方
常に「今どの工程か?どのステップか」を共有する。何故なら、違うフェーズや違う段階の話をしてしまうと決めるべきことが決まらなくなったり、それたりして時間がかかる為
・話を横道にそらさない
常にゴールまでにこれは必要か?の視座を持て。工数をかける必要があるのか?考える
・問題は書き出して文字で残す
(付箋おすすめ)
*問題は、出来るだけ簡潔に具体的に。抽象度が高いとステップが次にいかない。
・問題側と結果側の両面で問題設定していく
問題側を解決すれば、結果も変わる
②目標設定
「数字」による達成具合の確認方法
1.解決された状態を明確にする
→クレームが減少し、その結果、得意先の信用を勝ち得る
2.解決された状態の測り方を決める
→クレーム率=クレーム数÷出荷パック数
として、クレームを数値で捉える
3.目標達成の期日と程度を決める
→期日:6ヵ月後の○年○月の第3.4周目
程度:今月の第1.2周目の単純平均の50%以下
☆目標の測定方法は必ず最初に決める☆
→測り方は、①定点観測(サンプリング)②結果として生じる物の比較③感覚値がある
・「重要度×緊急性」の4象限マトリクスで解決する問題を峻別する
③解決策立案(自由な発想で立案)
ブレスト4原則
1.結論を否定も肯定もしない
2.荒削りな考え歓迎
3.質より量を重視する
4.アイデアを組み合わせ、発展させる
・業務フローチャートで可視化し、問題の所在を明確にするのは有効
④解決策評価
・二つの評価軸で解決策を可視化する
→高能、リスク、金額、時間などから評価していく
・「情報の確度」を算出し、緊急度と重要度を出すには、、、
→例えば、現場担当者一人だけの意見だから、情報としての確度が低い。故に重要度は低いとなる
・前提を疑う時に有用な思考フレーム
「そもそも○○」
・上手く進まない。上手くいかない時は、前のステップ(工程)に戻ってやり直すのもあり
⑤原因分析
・原因分析の原則
①どこ②なぜの視点で。
どこの工程で発生しているのか?
その工程でなぜ発生したのか?
⑥確実な実行
・実行計画を立て、効果的・効率的にするには
①タスクの具体化②段階的な計画
が必要
①タスクの具体化
→誰が、何をいつまでに行うか
②段階的な計画
→1段階○○、2段階○が完了、3段階で着手のように
・定量的なゴール設定は必須(モチベーションに)
*転用
*応用
*変更
*拡大と縮小
*再利用
・「論理的」とは、「三角形」を上手く作ること
『164』著 シュガーマンのマーケティング30の法則
・人は動かない。自分を説得し、理解・理由を元に動く
・人はいったん買うと決めると、人はその決定に沿った行動を取ろうとする
(サンクコストも?)
→一貫性の原理
いったん購買決定をしたお客は、「ついで買い」をするなど、最初の購買行動と一致した行動を取り続けようとする
*買い手が購入を決めた瞬間に、他の商品を勧める
*対面では、買ってもらった品の付属品や類した商品を売ればいい
・商品特性は何か?どんなことを買い手は求めている?そこは見定めた上でずらさない
売り手には、一つの求められている軸を理解した戦略が必要
→適切なアピールポイント
どの商品にもそれぞれ特有の性質や個性があり、お客が共感できる特徴がある。後は、お客との接点を見つけられれば、売るための手がかりとなる
*あなたの商品を買いたくなる理由を「感情/合理性」の両サイドから見極めて組み立てよう
*お客があなたの商品に興味を示すのは、どんな理由からか考えよう
○顧客の特徴
→とにかく、お客を知ること(相手を知ること)何がお客を買う気にさせるのか、あなたの商品を買う感情的・合理的理由が分かれば、売れる手がかりを掴んだも同然となる
その為に、聴き出したり、観察したり過去を聴いたり(本章の場合、男子会員の会員数増加に売春婦を雇う)
・お客の心の抵抗感、「疑念」を想像して払拭するような対策、物言いをする
・商品の長所、もしくは商品の長所に比べれば短所など撮るに足らないことを示そう
○誠実さ
あなたは約束を守っているか?あなたの言葉は本当にあなたの行動を表しているか?あなたの行動は言葉と一致しているか?
絶対に嘘を付かず、言行を一致させよう
○権威
購買決定をする際、お客は誰もが権威に頼りたがる。その分野の専門家とされる人や企業から商品を買うことができれば、お客にとって大きな価値になる
→どんなに優位性があったとしてもまずは「権威性」を示そう
・どの広告でもできるだけ例や比較対象を挙げて、「お買い得感」を伝えようとしている
損をするのが好きな人はいない。
・言葉の言い回しの違いで相手に与える効果は大きく変わる
リフレーミングや刺さる言い回しは何か?考えよう
→言葉の持つ感覚的意味合いを自由に操れなければ、優秀なセールスパーソンになれない
「業務用機械を販売している人ならば、コスト節減、迅速性、競合に対する優位性などを正確なデータで示せばいい。衣服の販売では、実用性、洗いやすさ、コーディネートしやすさなどが買い物を論理的納得させる理由として考えられる」
・イメージの確立された商品には、その所有者グループに属したいと頭の片隅で無意識に願い、買っていく人が必ずいる
→そのブランドの所有者の仲間入りをしたいという欲求がある
・人間の心理には、収集したいという強い衝動がある。切手集めやコイン集めと言った明らかな収集品に限らず、どんな商品も収集品になり得る
「合法的賄賂で成功する」
見返りは求めず、先にギブギブギブ。
小さな物でいいので、プレゼント。必ず相手は何かを返さないといけないという心理に
ポイントは、相手の罪悪感を作る
→物に縛られなくても、毎日送るメッセージでも効果はあるはずだ
「人は自分の親や家族といる時が一番心地がいい。安心感や信頼感が持てるしら隙を見せても構わない。親しみや親近感には、「親」という文字が使われている」
→人はブランドネームや商品、または商品を販売している会社になじみがあれば買う可能性が高くなる。お客が貴方の商品ブランドや会社に馴染みがあればあるほど、貴方のいうことを受け入れて買おうという気になる
貴方という商品をお客にとってもっと親しみやすい存在にするにはどういう振る舞いが大切か?
○相手からYESをもらうには?
YESの返答が期待される質問を連続で出していく。最後に本命の質問を
・成功している人の真似から始める
→喫緊の進行役では、前任のいいやり方を踏襲しよう。(進め方と決めることを決める。考えを発散させる)
『163』著 マンガでわかる業務改善プロジェクト
「📕著 マンガでわかる業務改善プロジェクト」
○目的と目標を定量的に定める
○予め、リスクと制約条件の確認
①改善に着手する風土ができる為には、変えてよかったなと思える成果が必要。
②メンバーの確保できる業務時間を把握する。
→どんな業務においても共通して言えるが、上記内容を必ず文書化し、共有すること
・業務改善の定義
長時間労働の是正や労働生産性の向上、業務品質の改善、業務コストの削減などを目的に、業務の手順や作業分担の見直し、業務の進め方などに取り組むのが業務改善。
→現在の業務の問題点や改善すべき点を明確にした上で、効果のある改善策を検討し、計画的に改善に取り組む必要がある
*業務改革は改善とは別個で、作業手順の一部改善だけに留まらず、業務そのものを抜本的に見直すような活動が業務改革
・業務改善も業務改革も目的は同じであり、「業務を効率化したい」「ミスを減らしたい」「属人化を無くしたい」など
・プロジェクトマネジメントでは、知識やスキルよりも、プロジェクトの経験を多く積んだ人のKKD(勘や経験、度胸)が重視されている
「プロジェクトでの各種マネジメント領域」
①スケジュール・マネジメント
②コスト・マネジメント
③資源マネジメント
④調達マネジメント
⑤リスク・マネジメント
⑥品質マネジメント
⑦スコープ・マネジメント(成果物をマネジメント)
・プロジェクトの責任で作成すべき成果物や作業の内容や範囲のことをスコープと言う
①プロダクト・スコープ
プロジェクトの成果物に求める機能や特性のこと
②プロジェクト・スコープ
プロジェクトの成果物を作成するために必要な作業のこと
→スコープは、プロジェクトの目的、目標、要求事項をもとに検討し、明確化する必要がある
「プロジェクトの計画作成は、自分一人で行うべからず」
メンバーに積極的になってもらうために、まずは背景や目的を理解してもらう
*どのような成果物を作成すればよいか
*メンバーによっては業務時間の10%〜20%しか費やせない人も。週40時間の内、週10時間で25%くらい
・WBS
①目的・目標の明確化
②成果物の列挙
③成果物の分解・詳細化
④アクティビティの定義(作業項目)
①-④を順にクリアして、プロジェクトの成功に繋がる
・WBSに漏れがあっても一人では気づきにくい。MECEを満たしているか、複数人で検討しましょう
○係数見積もり
工数計算により、作業期間を見積もる
○類推見積もり
過去の経験から、作業期間を想定する
工数計算
人×時間
「これまでのやり方を継続してしまう習慣に疑問を持ち、できないかもという不安を振り払い、とりあえずやってみることが業務改善につながるんだよ」
プロジェクトの実行により影響が及ぶ人、プロジェクトに影響を及ぼせる人のこと
◎プロジェクト計画書
①背景/目的/目標/前提条件と制約条件
②実行メンバー/監視役
③ステークホルダー一覧と要求事項と影響力
④情報の伝達方法/打ち合わせの日時と頻度
⑤成果物の品質と納期
⑥発生する必要コスト
⑦リスクマネジメント(リスクを洗い出し、一覧化。発生確率と影響度を考慮し、対応方針決め)
「プロジェクトの成否に大きく影響する内容もある。あとで気づいたのでは取り返しがつかなくなるのでなるべく前半で色々な指摘を収集し、検討・実施すれば皆の信頼が集まり、協力を得やすくなる」
「プロジェクトを成功させるために必要ならば僕らをうまく活用すればいいんだ」
・キックオフ会議では、具体的なイメージを共有出来るように、伝わりやすい表現や伝え方を選びましょう
又、マネージャーが「経験がない・自信がない・不安がある」と言ってしまっては参加者はネガティブな気持ちになってしまい、信頼は得られない
「問題解決手法」
①問題特定
問題が漠然であれば、解決は程遠い
問題をはっきりと特定するには現状を明らかにする必要がある。洗い出しを文字や数値、図などで「見える化」をすることが大切。あるべき姿もセットで提示できていることが大切。
②原因分析
③課題設定
④対策実施
問題とは、目標と現状の差です。
原因とは、問題の発生に作用した事項
課題とは、原因を取り除くために取り組むべきこと
対策とは、課題の実現に向けた具体的な行動
対策案を洗い出した後は、実現しやすさ、効果、かかる時間・費用、想定されるマイナスの影響を考慮
『業務フロー図』
業務の各作業を、誰が、どの順番で行うかを、図示したのが業務フロー図
・対策立案には、ECRSが有用
◎進捗報告の進捗指標
・作業着手→10%
・半分到達→30%
・末尾到達→50%
・他社のレビューで70%
・レビュー結果反映の資料作成→100%
◎業務改善改善案に否定的メンバーの心理
・過去に失敗した
→失敗した理由を聞き出し、同じ鉄をふまぬ実施が必須
・効果に懐疑的
→効果を算出し、根拠付けに
・負担が増える人がいると考える
→負担を軽減できるような仕組みを検討
◎リーダーシップ
組織が向かう方向を明確に示し、メンバーの力を最大限引き出し、目標達成へ向けて成果を出していくための能力
◎プロジェクト終了後
反省会を行い、総括。よかった点と悪かった点の導出
『162』メッセージから作成!著 外資系コンサルのスライド作成術
「📕著 外資系コンサルのスライド作成術」
*スライド作成の基本*
・目的、構成要素、作成手順、ポイントを知り、効果的なスライドを作成しよう
・スライドの意義
ビジネスのコミュニケーションの効率を上げる
より早く、より正確に、より少ない労力で成立させる
・ファイナンス理論において重要な構成要素
①効果
②コスト
③時間
◎スライドに必要な構成要素
①メッセージ
このスライドで最も言いたいこと
②グラフ/チャート・表のタイトル
メッセージの根拠となる分析やデータ、概念図の題名
③グラフ/チャート・表
グラフは「数値を視覚化したもの」、チャートは「概念や関係、構造を視覚化したもの」と考えてください。
④脚注
内容理解に当たって留意しておくべき点
⑤分析に用いたデータやインタビュー、記事等の出所
⑥ページ番号
その他に
*文字大きさ 12pt
*メッセージの2行以内
◎スライド作成手順
①ページ番号
②メッセージを書く
③出所を書く
④グラフ/チャートのタイトルを書く
⑤グラフ/チャートを書く
⑥脚注をつける
*グラフやチャートを最初に書くと、メッセージが後出しになり、あくまでグラフやチャートの説明が主となってしまい、相手に何が言いたいのか伝わらない場合がある
・メッセージがないスライド=伝えたいことがないスライド
・円グラフは構成比をみせるためのグラフフォーマット
・棒グラフと折れ線グラフは実数値を見せる為のフォーマット
*棒×並列
指標が共通で、足し上げることができない数値の場合使用する
*折れ線×並列
時系列で複数の要素の変化を見せたい場合
・優先度を確認する時は「必ず二軸マトリクス」で整理して
・意思決定にかかる時間は選択肢の多さに比例する
→意思決定を早くしたいなら、「選択肢を減らす」
◎迷ったら二軸で考えればいい
・一流のスライド作成には理論を理解しておくことと一流のスライドを手を動かして模写することという方法がある
・兎にも角にも、まずはグラフの前に「伝えたいメッセージ決め」から行うというステップを踏む