さまよえる蒼い変人

我が成長曲線を綴り、「怒り・疑問・不満」を昇華していく

『168』著 人を動かす行動経済学26の切り口

f:id:forza-milito178:20201114175901j:image「📕著 人を動かす行動経済学26の切り口 トリガー」

 


・本書は、行動経済学マーケティングにつなげるアプローチを取っている

 


・生活者は、時として「合理的でない」選択をする

*同調したい気持ち

*見栄や虚栄心

*一瞬の印象

*世間的な評判

*難しい選択を避けた判断

*飢餓感や射幸心

*感情の起伏

*抜け切れない習慣

*誰かが決めたルール

 


フレーミング理論」

この手術は、死亡する確率が10%あります

この手術は、生存する確率が90%あります

 


「選択回避の法則」

選択肢をあえて限定的にして、選択時のストレスを低減する。一つ一つに集中でき、結果的に購入に結びつける

 


「あたかも、元々欲しかったような気持ちにさせる」

「自然に購入してしまう流れを作る」

 


バンドワゴン効果

人気を多く集めていることがわかると、元々関心がなかったにも関わらず、興味を示してしまう傾向

 


「ジンクピリチオン効果」

聞いたことのない、凄そうな言葉の響きだけで、「何となく良さそう」と短絡的に判断してしまう傾向

 


「ザイアンス効果」

何度も繰り返し接触させられることによって、それに対する警戒心が薄れ、次第に親近感を持ち始める傾向

 


ウィンザー効果」

商品、サービスの提供者から直接アピールされるよりも、第三者から間接的にそれを聞くと、より強く信じてしまう傾向

 


ヴェブレン効果

それを購入した自分をアピールしたいという欲求が働き、高額な商品を購入したいと考える傾向

 


「損失回避性」

得をすることよりも、損をすること、リスクにさらされることについて、過大に反応してしまう傾向

 


「アンカリング効果」

事前に与えられた情報や数値が「基準」となって、後の判断に影響をもたらしてしまう傾向

 


「サンクコスト効果」

既に支払い済みで戻ってこないコストに気を取られ、合理的な判断ができなくなり、さらに損失を拡大させてしまう傾向

 


「エンダウド・プログレス効果」

ゴールに向かって若干前進したと感じると、ゴールに向かっていくモチベーションが高まり、続けたくなる傾向

 


「おとり効果」

明らかに選ばれる可能性が低い選択肢が加わることで、それに影響を受け、ある特定の選択肢を選んでしまう傾向

 

 

 

マーケティング施策を創発するための5つのカテゴリ

①効率よく「高感認知」をつくる

②新たなニーズを創る

③自然に継続させる

④購入ストレスを低減する

⑤魅力的なものに見せる

 


◎新習慣の創出

ターゲットが、日常の中で頻繁に行う行動や、頻繁に直面する状況に新たな習慣を紐づける方法

→「脂っこい食事→〇〇茶」の様な連想

→「飲む前に飲む」というキャッチフレーズ

 


「確証バイアス」

自分の考えを正当化するために、それを裏付ける情報ばかり探してしまい、ネガティブな情報に注目しないこと

 


・後ろめたい気持ちに対しては、「良い言い訳の提供」を意識する

 


生活者は、将来やってくる利益や損失を、過小に評価してしまう心理があり、ついつい目先の損得だけで判断してしまいがち。

→目の前にある「今は払わなくて良い」「今は簡単な手続きだけでOK」という甘い言葉に釣られる

 


○エンダウド・プログレス=こまめな達成感

こまめに達成感を抱かせるということは、こまめにそれを通知する手段を持たなくてはいけない