さまよえる蒼い変人

我が成長曲線を綴り、「怒り・疑問・不満」を昇華していく

『111』コンサル思考を知る 著 外資系コンサルは「無理難題」をこう解決します

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「📕著 外資系コンサルは「無理難題」をこう解決します」

 


・作業の抜け漏れを防止するカギは「(目の前の作業」ではなく、成果そのものを含む「仕事の全体像」に焦点を当てること

→仕事の骨格を固め、全体感を持って進める

 


・仕事を三倍速くするには、「目的」や「届け先」の意図をピンポイントに捉えた「狙いすました一撃」を放つことが欠かせない

 


・優秀なコンサルタントほど、「この仕事・作業の目的は?誰のためのものか?」と常にゴールを定め、成果に貢献する価値の高い作業にのみ集中している

 


・生産性の高いコンサルタントは、仕事を依頼された時点で成果物イメージを依頼主と合意します。成果物から逆算して仕事・作業を組み立てることによって無駄を省いている

 


・「優先順位付け」は四象限の軸で判別していく(重要と緊急)

 


・相手の「余裕」と「背景知識」を把握し、話題の切り出し方を変える

 


・仕事における行動は

①判断

→意思決定や相談を含む

②連携

→報告や連絡を含む

③作業

→実際に手を動かす

に大別できる

 


・コミュニケーション効率を上げるポイントは「言葉のノイズ」を排除すること

→不要な前置きやひげ言葉を無くそう

 


・論理的説明は聞き手が、リアルなイメージを思い浮かべられないと、「具体的に想像できない」という意味で「よくわからない」と言われる

 


・内容の正しさと明快な論理展開は、会話を通じて人に動いてもらう必要条件ですが、十分条件ではない。ありありとイメージが伝わるストーリーで感情を揺さぶることこそ、最後に背中を押すのです

 


・言いたいことを言わせる

仕事の速いコンサルタントは、要件のみを伝えて必要な情報が取得できれば「用済み」とするような機械的な会話では、信頼関係を気づけないと知っているので「あの人と話すと気持ちいい」と思ってもらうことが長い目で重要ということを心得ている

 


・メールは返信が遅くなるリスクがあるため、本来の期限より前に返信期限を設定したり、繰り返しリマインドを送ったりすることが有用

 


・強制力を備えたメールで反応速度を上げる

CCに関係者を入れて「あの人に見られている」意識を持たせる

 


・急ぎのメールは「複数チャネル化」する

人には連絡手段の好き嫌いがあるので電話やチャットや口頭などでも連絡する

→伝えるという目的を達成することに焦点を合わせるとメールだけにこだわるべきではない

→メールも「相手目線」が大切

 


・資料の手直しの優先度は以下となる

①文脈

資料の目的や読み手のニーズを捉えているか

②内容

資料に書かれたことが正しいか

③表現

構成やデザインが適切か

 


・「一人」ではなく、「関係者」と資料を作る

○ピアレビュー

自分の同僚、もしくは部下に当たる仲間からのレビュー

○SVレビュー

自分を管理する立場である上司からのレビュー

○クライアントレビュー

資料の届け先であるクライアントからのレビュー

→独りよがりな資料は作成するな

 


・思考停止ワードを使わないためには、思考を開始すること、つまり、「具体的には?」を考えること

→影響を表現するなら"数値化"することを考え、行動を表現するなら"5w1h"を言語化することを考える

 


・思考の質とスピードが圧倒的に高い人ほど、具体的な整理を始める前に「どの切り口で整理すべきか」言い換えると「考える前に考えること」をきちんと考えている

 


・「会議前」に議事録を書く

議事録を作成する際には、話を聞く、意図を汲む、仕事の全体像を踏まえて議論を整理・要約する、ビジネス日本語を用いた文書に落とすetcを同時に行うことになる

→議事録をスピーディーに書く秘訣は、事前の会議設計にある。議事録で記載されるであろう「決定事項」と「今後のリアクション」「議事内容」を会議前に設計しきること

 


・会議の紛糾リスクを抑えるポイントは、「会議前の情報共有」と「会議冒頭での認識合わせ」です

「会議前の情報共有」とは、会議の議題、資料、各人に期待する役割、持参物の4点を参加者間で共有すること。

 


・先読みして質問をさばく

○現場担当者レベル

どのように作業を進めるかという具体的な方法を問われることが多い

○部長課長レベル

何がいつまでに達成されるのかに加え、売上のインパクトや投資対効果などは上司である役員クラスに説明できる論理が求められることが多い

○役員レベル

投資対効果のみならず、他の事業との優先順位、競合他社に勝てる理由や、ヒト・モノ・カネの経営資源の配分や調達方法、CSRなど幅広い観点が問われることも十分に考えられる

→職位に加えて、相手の思考パターン・行動パターンによっても、質問される内容も変わる。事前に上司や先輩に聞いて、リサーチしておくことが大切

 


・議事録のゴールは読み手が会議の内容を短時間で理解できることにある。従って情報が端的にまとまっており、読みやすく伝わりやすい。読者にとって「効率の良い」ようにまとまってることが議事録の必須条件

→「何が(議題)、どういう経緯で(検討の流れ)、どう決まったか(結論・アクション)」

メモの時点でこの形を整理することを目指せ

→ルールは①箇条書き②時系列を捨てる③問いと解のペアを作ること

の3点

 


・ボディーブローのように効く「雑談」の威力

仕事の本題とは関係のないものの相手にとって有益な情報を提供するタイプの雑談と「あなたの事を気にかけています」という人間関係の構築するタイプの雑談がある