さまよえる蒼い変人

我が成長曲線を綴り、「怒り・疑問・不満」を昇華していく

『156』著 マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか

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「📕著 マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか」

・目的は思考ツールと問題解決ツール

→何の為に情報を集める?何の為にインタビューする?何の為に仮説を立てる?これらは全て問題解決の為

 


・重要なのは、何が真の問題なのかという「問題の定義」とその問題を解決する為の道筋を見つけ出す為に「問題を構造化」すること。その為にノートを使う

 


・頭で覚えようとしたことは、脳の中でも「大脳辺緑系」(感情系)にある「海馬」で処理され、覚えようとしたものの中から重要性の高いものだけを記憶を司る「大脳新皮質」に送って保存していく

→効率的に感情に訴えながら覚えよう

 


マッキンゼー流ノート術では、良い未来を作るために常にアウトプットを念頭にノートを使っていくわけなので一般的なノート術とは違う

 


・仕事は「何故その作業が必要か?」「全体の中で、その意味合いは何か」「ゴールは何か?」という目的や意図を理解しないといけない

 


マッキンゼーでは常に最終的にクライアントに何を提案するのか、つまりエンドプロダクトというアウトプットを意識して仕事することを徹底させられる

 


①まず、収集した情報から「真の問題」を見極めるためのノートの使い方

②真の問題に対して、こうすれば解決できるのでは?という当たりをつける、仮説を組み立てるためのノートの使い方

③仮説が本当に使えるかどうかを検証する為のノートの使い方

④実際に解決策を実行する提案をまとめるためのノートの使い方

 


・本物の問題解決とは、「そもそも、どうあるべきなのか」という、あるべき姿に状況を持っていくことで、問題そのものを根本から発生しないようにすること

 


・ノートを使って、幅広く情報を収集し、手を動かしながら論理的に思考を掘り下げ、思い込みや過去の経験に囚われない問題解決をする事が大事

 


・どんな仕事をする上でも、適切なインプットがなければ良いアウトプットは出来ない

 


・ポイントはまず「そもそもどこに問題があるのか?」をノート上で明らかにする事

 


(仮説)

①事実→②開始→③行動の順序で

 


・''最初からアウトプット(クライアントに提出する提案書などの最終成果物)を意識して問題解決全体の設計をしろ''

 


マッキンゼーではアウトプットの資料をまとめるときに、いきなりパワーポイントなどのプレゼンテーションソフトに向かわないのが基本中の基本。まずノートを使い、思考を磨き、整理して全体のストーリーラインをしっかり描く

 


・ピラミッドストラクチャー

主張→理由→事実を纏めていく

 


・自分の考えがある「ぼんやりしているな」と思ったら、まずノートに手を動かして書いてみる事。書くことにより「ここがネックだ」「この部分の考えが甘い」という現実や「ここは、そんなに大切ではないかも」ということがわかってくる

 


・問題解決思考の回路が鍛えられていくと、シナプスが連携し合って、人の話を聞きながら、頭の中でも「事実→解釈→行動」のストーリーが立てられるようになる

 


パーキンソンの法則

「仕事の量は、完成のために与えられた時間を全て満たすまで膨張する」

「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」

 


・ワンチャート、ワンメッセージ

→アウトプットが何ページあっても、言いたいことは1ページに一つ。いくつもアウトプットされていれば、「言いたいことがまとまっていない」「要は何が言いたいの?」と確実に指摘される

 


アリストテレスの人を動かす勘所」

①言語や論理によって説得する

②聞き手の感情に訴えかける

③話し手の人柄で相手を引きつけること

→プレゼンや資料作成や提言などで上記を意識してアウトプットしよう

 


・問題解決の本質は「具体的に見えていないものは、改善することが難しい」である

 


マッキンゼーにはフレームワークを集めたパッケージがあり、私も新人時代、それを徹底的に読み込み、覚えた

 


・マトリクスでは何を軸にするかによって、それまで見えていなかったものが見えてくるのでとても便利。重要なのはマトリクスの軸をどのような切り口で設定するか

 


・例えば、自分のブランディング戦略やイメージ戦略を考えたいときにも、「3C」のフレームワークで分析してみると方向性が明確になる

 


・問題には2種類

①起こっている問題

②目に見えない問題

 


・利益を構成しているのは

①価格

②コスト

③販売量