『110』マクロからミクロへ 著 できるコンサルタントがしてるロジカルシンキングの技術
「📕著 ロジカルシンキングの技術」
・コンサルタントがクライアントに一瞬でもやる気のない態度を見せれば、その瞬間に信用を失いら仕事の継続が難しくなります
・うまくリーダーシップを取りながらクライアントの問題解決を進めていくことが大事
・「仮説思考」とは、少しの情報から仮説(仮の結論)を立てて、仮説を検証する思考法
・ある問題を解決しても根本原因を除去しなければ同じ問題がまた起きてしまう
・根本的な問題解決を提案する為にも、クライアントの状況を大局的に把握し、複数の問題を一気に解決する、「あるべき姿」を達成できる大局的なテーマ設定をする能力が求められる
→又、できるコンサルタントは案件を受注した時に3ヶ月先の中間報告のあるべき姿をすでにイメージしているもの
・コンサルタントがクライアントから一目置かれるためには、「自分たちとは違うスゴイ人だな」と印象づける必要がある。そこで「先読み技術」を駆使する必要がある。
・事象について"図解"で考える癖を。わかりやすい図解には
①図解枠
②キーワード
③矢印
④ポイントを3つに
⑤目的をはっきりさせる
→利き手からわかりやすい説明と言われるためには事象を"図解"で捉えて説明することが大切
・経験や直感は第三者に道筋が見えないので論理的な説明にはならない
・論理的な話は、「問題提起→説得理由→結論」がうまく連結していて単純明快である
・気分で判断がコロコロ変わる人や考え方や行動に一貫性がない人も、論理的ではない人です
・屁理屈とは、都合のいい話だけを寄せ集めて説得の道筋を作ったものです。多くの場合はリスクやデメリットについては多くの死角があります。「うまい話には裏がある」と言うが、いい話ばかりを列挙された時には都合が悪い話を相手が隠していないかに留意しましょう
・論理性を担保する為にも
①モレが無いか
②道筋に飛躍がないか
③あらゆる可能性を探ったか
に留意する
・マクロ(全体)からミクロ(部分)に考える習慣を持つ
・何かを主張した時に「根拠は何か?」と聞かれることがあります。三角ロジックの底辺を支える説得材料と説得理由が根拠に当たる
・論理思考を習慣にするには、いつも心に「なぜ?」を問いかけるのが近道。
→成功理由がわかれば、次に応用し、失敗理由がわかれば同じ過ちを繰り返さなくて済む
・「is/is not 」は比較するのに便利
ex.仕事ができる人とできない人の比較
・物事を長い目で考えると失敗が表面化されず"過程"と捉えられる
→失敗して諦めてしまう人にならないで、成功するまでに失敗はつきものだと行動を続けれるようになる
・まずはイシュー(論点)を固める
→目的は3階層で設定する
大目的
中目的
小目的
の全てを明確化してから問題解決に当たる
→前提準備としてイシューに沿った範囲で情報収集する(変化動向などに)
・的外れの議論をしない為には、まずイシューを確認することが不可欠。イシューとは「論点」「課題」「問題」
・ミッシーを考えるコツは「正反対」の組み合わせです
→exプラス要因とマイナス要因、内部と外部
→正反対にチャンスはないか?「上中下」の一セットにできないか?
・垂直思考の前に、水平思考をしよう
→掘り下げる前に横に展開して多くのことを検討する
→最終的には「目的」に沿った優先順位をつけていく
・"優先順位"の付け方には
①やることやらないことを選択
②配分する
③緊急性
で考える
・考える時には「水平思考」→「垂直思考」と順序立てて考えよう
・ロジックツリーは、ミッシーに留意することが大原則です。上位の項目は下位の集合体で、各項目がミッシーであるかどうかに注意を払います
・情報を整理する時は「ロジックツリーで整理できないか」を最初に問いかける。
→日頃から頭の中をロジックツリーで整理しておけば、情報のインプットとアウトプットのスピードが上がる
○アライアンス(alliance)
連合。提携。同盟。
・会社が費用を上げる為のフレームワークは
「売上向上と費用削減」
→上記の対応は実は"短期的視点"で「人材育成と技術開発と海外展開」か長期的視点で挙げられる
・仕事の進め方は
4つ前後のプロセス化すると進捗把握や今すべきことが明確になる
①リサーチ→②企画→③設計→④実施
→更に各業務の時間とゴールを決めるとより現状把握が掴める
・コンサルタントはクライアントの問い合わせを受けて訪問するまでにかなりの事前調査を行う
・他者とコミュニケーションを取るときは
①相手の言葉の一部を繰り返す
②相手の気持ちを言葉にして繰り返す
③要約してまとめる
を意識して行うことで相手から好印象
・"クレーム対応"においては相手が冷静になるまでは同情し、落ち着いてからは論理的な話をする
・1ページに「要するに何を言いたいのか」という結論は1つに絞る(パワポ)
・私たちの思考を停止させるのは「いいアイデアを出さないといけない」「いつまでにまとめなければいけない」という義務感や緊張感である。
・ブレストのポイントは①重要度評価②グルーピングです
・自社の事業を再定義する
マツモトキヨシは本来の「病気を治す産業」から「健康増進産業」と再定義しなおし顧客層を広げることに成功した
・アイデア発想を柔軟にするためには左脳右脳のコラボレーションが重要。左脳のキーワードを受けて右脳がイメージする。右脳がイメージしたものを左脳が言葉に置き換える。この作業を繰り返すことで思考力が加速していく
・論理的でない人の頭の中は、情報が複雑に絡み合ったスパゲティ状態。それではそれまでの記憶とうまく位置付けや関連付けができない
・プレゼンで上がらないコツは
「伝えたい」「聞いてほしい」と心から思うこと
・何かのデメリットを説明した場合、必ずそのデメリットの解決法を論じる。ここまでがセット。
・話始める前に「テーマと問い」について始めの導入として話したり、講話の始めと終わりについて述べてから相手に受け入れてもらえる土壌づくりから始めることが大切
・お薦めのテーマ設定シートの型
①背景(問題提起、現状データ)
②目的(目的、達成目標)
③前提条件、制約条件、現状分析
④コンセプト(基本方針)
⑤企画提案の概要(この提案で何を実現するのか)
⑥企画提案の詳細(上記の詳細.具体化)
⑦投資対効果
⑧スケジュール(開始と終了、作業計画)
⑨推進体制(意思決定者、リーダー、関係部門、人数規模)
→「なぜその企画が必要なのか」はコンサルタントの場合、クライアントの危機感を煽る問題提起という目次を好む
→企画書作成においてのリサーチは
・顧客ニーズの調査
・市場動向調査
・競合分析
・外部環境分析
・定量的なデータ
を最低限行う
・論理思考とは「マクロからミクロに考える」こと