『140』動くな、まずは整理しろ! 著 仕事の成果は「はじめる前に決まっている」
「📕著 仕事の結果は「はじめる前」に決まっている」
「貴方はこんな状況に陥っていないだろうか?」
①忙しいばかりで結果が出ない
②残業、休日出勤は当たり前
③「行動しながら考える」がモットー
→このタイプの人は、仕事に無駄が多く、力が分散している。だから、努力をしても結果が出ない
結果を出す人は、仕事の「段取り」が違う。
欲しい結果に向かって、無駄なく行動できる
「仕事は段取りがすべて。結果を始める前の「思考」できまるのだ」
・コンサルタントは仕事の「質」と「スピード」の両方を追求しながら、高いパフォーマンスを出す。これが当たり前の風土
・一流のビジネスマンの共通点として
①仕事を楽しんでいる
②段取りするが身についている
・フォーカスすべき最も重要なことがわかっていて、それ以外を「捨てる」ことができる人。そんな人が最小限の労力で、最大限の結果を出すことができる
・貴方しか思いつかないようなアイデアや、貴方にしかできない行動で成果を生み出す仕事こそが、質の高い仕事といえる
・当たり前だが、期限に終わるような計画を立てることが大事
・バリューというのは、端的に言うと自分自身やお客様、仕事相手に「メリット」があるということ
「クライアントがハッとするような仮説を見つけて検証すること、現場から新しい知見につながる生の情報を集めることを、自分の仕事のバリューと決めて、いつも意識していました。仕事におけるバリューに正解はありません。それぞれの仕事に異なる価値があり、答えはひとつではない」
→仕事を楽しめ。ワクワクは相手に伝わる
・会議がスムーズに進むようにベストタイミングでお茶を提供する。これもバリュー
・バリューを出すための段取りで必要な要素
①仮説を立てる思考(仮設検証型思考)
②スタートからゴールまでを設計する
③アウトプットをデザインする技術
・何が最も重要な課題か。このような問題解決のキーとなる真の問題のことを「イシュー」という
「仮説を立てて検証し、結果が出なければ、次の仮説を立てて検証する。これが仮説を立てる技術です」
「今から30分で新規事業のアイデアを出して欲しい」と言われたらどうするか?
→まずは「バリュー」を見定め、「仮説を立てる」ことにフォーカスする
→指示を出した上司に質問をすることが、一番早くバリューを認識し、筋がいい仮説を立てるための方法といえる。何故なら、バリューとはメリットの提供。この場合のメリットは上司に対してで、そこの課題認識をできていなければそもそもの方向がずれて行きかねないから
・行動にとりかかる前に、全体の設計図をつくる。つまり、「バリューを出す」というゴールに向けて、全体から鳥の目で俯瞰できるような「地図」を描くのです。段取りが悪い人は、たいていこの「地図」を持っていません。
→目の前のことや思いついたことから作業を始めてしまうので、重要な作業を後回しにしたり、やらなければならない作業を忘れてしまったりします
「今では常に、今の仕事が全体のどの部分なのか、自然に意識するようになっています」
・仕事に取り掛かる前からゴールイメージを描くことが重要
→ゴールが決まっていれば、そこから逆算して作業の段取り組み、全体設計図を描くことができる
「自分の最終アウトプットは何か?」
この問いに明確に答えることができるようにすること。そして、常にそれを意識して、今の作業が全体のどの部分の作業なのか、その作業が最終アウトプットにつながる作業なのかを把握して作業を進めるのです」
○仮説を立てれば、やるべきことが絞られる
例えば、「売上が上がらない」という問題を抱えているなら、「既存顧客の売上ダウンが売上の上がらない理由ではないか」といったように、より詳細で、本質をついた仮説を立てる必要がある
営業の仕事でも「お客様が求めているのは、〇〇ではないか」と仮説を持っていれば、アプローチの仕方や進めるべき商品も変わってくるでしょう。やるべきことが絞られるといっても良い
「スマートフォンが電話やカメラ、音楽プレーヤーなど個別の商品の組み合わせであるように、ヒット商品のほとんどは、既存のアイデアや情報の組み合わせでできている」
○ネット上の情報は「だから何?」まで考える
→大切なのは、その情報からどんな意見や見解、あるいは仮説を導くか、です
・仮説を立てる時は、できるだけ具体的な文章にまとめるのがコツ
→例えば、「売り上げを上げるにはどうすれば良いか?」よりも、「60代シニア夫婦の層に買ってもらえる新商品のアイデアは何か?」の方がどんな情報を集めて分析すれば良いかが、より明確になる。抽象的な問いになってしまうのは、仮説を十分に検討できていない証拠
・「さあ、自由に考えてください」と言われると、何から考えて良いかわかりませんが、「事実はどうか?」→「その事実からどう解釈するか?」→「どのように行動し、問題を解決すれば良いか?」という思考の流れが先にあれば、どうしたらいいかわからず途方に暮れるという状態は避けられます
「最終成果物から逆算して自分がやるべきことを明確にします」
・全体設計図は複数枚にまとめてしまうと視覚で追えなくなり無駄が発生する。そもそもとして一目で理解するが目的なので1枚に纏まってるくらいがいい
顧客観点
・市場の分析(規模、成長推移)
・顧客セグメントとニーズ分析
・構造の変化
競合観点
・競合とのシェアの推移
・代替サービス/商品の可能性
・競合の強み/弱み
・競合の動向/戦略
自社観点
・顧客別シェア
・ブランドイメージ
・利益率/コスト構造
・自社の強み/弱み
・大事な決断をする時は、もれなくダブりなく確認することが大切
・ミニマム思考のできる人は、クライアントに提出する提案書など、頻繁に作成する書類については、それぞれのひな型(フォーマット)をもって、使いまわしている
☆☆作業の見積もり時間は「2倍」にする☆☆
・上司から報告書の作成を頼まれた場合、どうすればいいでしょうか。
→どのレベルの報告書や提案書をいつまでに必要としているか、そしてどんな背景から仕事を頼んでいるのか、上司にヒアリングしてから取りかかります
ポイントとして、「どのような情報が入っていればいいですか?」「いつまでに必要ですか?」「その報告書はどのような用途で使いますか?」といった質問をすれば、自分が作るべきアウトプットのイメージが掴めます
○タスク完了時間を設定する
人は期限が決められていると、それに間に合わせようとします。仕事をする時も、この締め切り効果を活用することによって、段取りスピードアップを図れる
・仕事の出来る人は以下を意識して仕事に着手している
①流れ
バリューを生み出すための仕事全体の流れを意識する
②括り
バリューを生み出すために必要な括り(ステップ)に分解する
③要素
括り(ステップ)の中で行う作業をピックアップする
→動く前に大枠すなわち、全体像を把握しろ
・ある程度仕事になれたら、他の人に任せて自分はバリューに直結する最も重要な分野に集中するようにする
誰にでも出来るような仕事は振れ!
・疲れていたり、不安に思っていることがあったりすると、人間の語感は鈍くなっていき、集中力は低下します。結果、無駄なことをアレやこれや考えたり、無駄なことを行ったりします
「私は22時には寝て、5時に起床する生活をするように意識していますが、そのような生活を数日続けられると、5〜6時間かかる仕事が、2〜3時間で終わる感覚があります」
・ビジネスエリートは瞑想を習慣にしているほ