さまよえる蒼い変人

我が成長曲線を綴り、「怒り・疑問・不満」を昇華していく

『89』著マーケット感覚を身につけよう

「📕著マーケット感覚を身につけよう」

 

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猫に小判、豚に真珠

→価値は相対的、主観的な概念

→「価値」を認識する力を養成しよう

 


・事象を構造的に分解する力を養成しよう

 


・昨今ではテレビ会議システム事業さえ航空機企業の競合になり得る

 


・マーケット=市場とは、不特定多数の買い手と不特定多数の売り手がお互いのニーズを充してくれる相手とマッチングされ、価値を交換する場所

 


「市場の動きを理解し、予測・利用するための要素」

①買い手と売り手が取引する動機

②それぞれの要素に起こりうる今後の変化

③市場の中で選ばれるための方法

 


・スイカを売る店が一軒しかなければ、その店はスイカを高値で売ることが可能か?

→おそらくそれは不可能である。なぜならスイカは主食の米と異なり、毎日の食卓に不可欠な商品ではないからです

 


・今後、国内での自動車販売数を再び増加させるために必要なのは、「よりよい車の開発」ではなく、「車が提供できる価値の再定義」

→移動や運搬という価値から劇的に変わらない限り、人々の車離れが収まることはない

 


・素晴らしい資質を持ちながら、市場では評価されない人は「自分に足りないのはマーケット感覚だ」と気がつかない限り、いつまでも報われない

 


・インターネットの登場で相対取引から市場取引に転換。より"マッチング"が重視される時代に

 


・誰でもできる仕事や、やりたい人が多い仕事の単価はとめどなく下がります

 


クラウドソーシングという仕組みについて特筆すべきは、どんな仕事の需要が多く、どんな分野の供給が少ないか、といった情報がすべての人に公開されているということ

→これにより仕事を探している人は、「より高い報酬を得るためには、自分はどのようなスキルを身につければ良いのか」を市場から直接学ぶことができる

→この視座は凡ゆる領域にも転用できる!

 


・ネット上のビジネスは既存産業に比べて、圧倒的に世界展開が早い。創業から一年で数ヶ国に進出する企業さえ、珍しくない

→社会の市場化はさらに加速していく

 


○プロクター・アンド・ギャンブル【Procter & Gamble Co.】

アメリカにある世界最大のセッケン・洗剤メーカー。

 


・日本の何が世界でトップを狙えるのか?を考えよう

 


・マーケット感覚のある人は、「どんなに良い商品を作っても、供給者が多すぎると儲からない」と理解している。そしてダイソンやアイロボットのように、他社とは全くコンセプトの違う商品、即ち、他の供給者が提供できない商品を作ろうとする

 


・最初にダイソンがサイクロン方式の掃除機を売り出した時、国内メーカーの掃除機に比べて三倍以上もする商品がバカ売れしたのは、「サイクロン方式が素晴らしいから」ではなく、「ダイソン社しか、サイクロン方式の商品を出していなかったから」

→市場化が進む社会で高く売れるのは、「良い商品」ではなく、「需要に比べて供給が少ない商品」なのです

 


・マーケット感覚があるとは"市場からの需要"が理解できているかどうか

 


・今年100万円分の貯金が増えたと喜んでいる人は、自分はもしかしてこの1年で100万円分の貴重な経験を逃してしまったのではないかと、振り返ってみるべき

→「老後には何千万円かかる!」と不安を煽る記事を書いている人は、貴方の老後の心配をしてくれているわけではなく、単に貯蓄市場の広報係に過ぎない

 


実用的価値

内在的価値

社会的価値

 


・「作った価値」「売れた価値」

→信用に

 


○慧眼

物事の本質を鋭く見抜く力。炯眼(けいがん)。

 


・「価値を判断するための自分独自の基準」を養成するには?

→すでに値札つきで売られているものについても、自分の基準に基づき、プライシング(値付け)をしてみる

→相場の値段ではなく、あなたの価値基準に基づく妥当な値段を。相対的概念。

①自分にとって、この商品の価値はいくらか?

②他の誰かにとって、この商品の価値はいくらか?

③そのまた別の誰かにとって、この商品の価値はいくらか?

④この商品を最も高く評価する人は、どのような人たちか?

⑤この商品を誰に向けて売れば、価格は一番高くできるか?

 


・次に相手はどのような行動を起こすのか?予測し先出しする訓練を積む

 


・なぜ、あの人はこうなったのか?こういう選択を行なったのか?

→背景を推察する気概

 


・成功しているビジネスパーソンは皆んな、自分の欲望にとても正直、ストレートにそれを表現します。「アレがやりたい」「コレを実現したい」と突拍子も無い希望を次々と表明する

 


・私たちはもっと「こんなものが欲しい!こういうサービスがあったら、どんなに便利だろう。なぜ今の制度はこんなに面倒なんだ?」と考えるべきだし、表明すべきなのです

→そうすることが新たな付加価値への気づきとなる

 


・通常、組織における意思決定は属人的なので、キーパーソンを押さえることが重要。

→社長や有力な役員の意向で物事が決まることも多い。商品や意見そのものではなく、誰がそれを提起したか、誰が主張したか誰が賛成したか、によって大きなハンディが付けられる

 


・失敗の捉え方

→成功過程、鍵は失敗から得られる学び

 


・凡ゆる領域でもまずは"市場調査"をしてみよう

 


①とりあえずやってみる

②失敗する

③市場からフィードバックを得る

④それを参考にして、もう一度やってみる

というプロセスを何度も繰り返し洗練させていこう

 


・「私たちはみんな生まれたその日から変化することによって成長してきました。様々な失敗を繰り返しながら、そこから学び、自分を変えていくことでしか、「よりよい自分」に近づくことはできません」