さまよえる蒼い変人

我が成長曲線を綴り、「怒り・疑問・不満」を昇華していく

『60』インデックス投資を長期で!が楽。著 お金は寝かせて増やしなさい

f:id:forza-milito178:20190211123811j:image「📚著 お金は寝かせて増やしなさい」

○インデックス取引

株価指数の値動きと連動性の高い銘柄群を一括売買して、その指数に投資するのと同じ運用効率を図る取引。 → インデックス-ファンド

 


・著者がインデックス投資をオススメする理由

①手間がかからないから

②実は世界標準のスタンダードな投資法だから

③お金の基礎知識として日常生活に役立つから

 


○GPIF

日本において厚生年金と国民年金の年金積立金を管理・運用する機関。厚生労働省が所管する独立行政法人で、年金給付の財源として年金運用で得た収益を国庫に納めている。

 


・少額から沢山の銘柄に分散投資できて、制度的にも手厚く守られている初心者向きの金融商品なのが投資信託(インデックス投資)

 


・日本には6000もの投資信託が存在する(日本の上場企業より多い数)

 


・アクティブファンドとは、インデックスを上回る運用成果が得られるように、専門家が投資先やタイミングを判断して運用を行う投資信託(実際の勝率=オススメはインデックス投資と提唱している)

 


・なぜ銀行や証券会社はインデックス投資をオススメしないのか?

インデックス投資は低コストだから。裏を返せば企業側からすれば低利益しかあげられないから。向こうから積極的に勧めてくるものは一切相手にしないことです。

 


・投資の基本スタンスとしては、生活防衛費(クビや災害などになっても1年-2年は生きていける生活費)を貯めながら投資をする

 


・「最悪の事態を想定する」

人間というのは面白いもので、一度最悪の事態を覚悟してしまうと、逆に心がおちついてくる。デール・カーネギー氏の名著に効用が説明されている。

→これは一流の人話を聞くに往々に実践されているもの

 


・期待リターンが大きいものは当然だが、リスクも大きいということは理解しておく

 


インデックス投資は、「分散効果」を最大限に活用した投資法

 


分散投資が投資タイミングや銘柄選定より有用であることを"論文"という権威を担保に説明している

 


・資産配分の有用性が私たちの耳に入ってこないのは、金融機関が売りたい商品と投資家が必要な商品が違うからです。金融機関は自社の利益となる商品、利幅が大きな商品を進めるだけで、投資家が資産配分の有用性に気づいてしまうと都合が悪いから。要は"常に相手の意図を察知せよ"ということだ

 


・投資は続けることが大前提なので、リターンではなく、リスクから資産配分を決めるという手順を踏め

 


・「有効フロンティア」=同じリスクで最も期待リターンが高い組み合わせ

 


・数字を入力するだけでリスクと期待リターンがわかる便利ツール(投資家御用達の必読ブログで資産運用のシミュレーションができる)

 


・分散することがリスクを減らす大きな手立て(1つのスキルを磨くのも大切だが、片足を別の領域に置くとか、恋人プラス愛人etc)

http://www.fund-no-umi.com

 


・国内債券を奨励している理由は、外国債券は高金利だが、長期的には通貨自体が安くなって金利差が相殺されてしまうリスクも為替リスクもあるからだ

 


○信託報酬

投資家が信託財産の中から支払う費用。投資信託の運用・管理に必要な費用で、証券会社などの販売会社、投資信託会社などの運用会社、信託銀行に支払われる。運用実績にかかわらず支払われるもので、報酬額は商品によって異なるが、通常、総資産総額に対する年率で表示され、日割り計算で信託財産から差し引かれる。

 


・著者が進めるインデックス投資に必要なインデックスファンド→

①三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

③ニッセイ新興国株式インデックスファンド

(2017年現在.株式クラス)

 


・債券は、金利が上がると価格は下がり、金利が下がると価格は上がるという関係にある

 


・銀行だと、預金保険により、1000万円までの預金の元本と利息が保護されることになっており、お金を預けた銀行が将来破綻しても、この範囲の預金は、預金保険機構が預金者に対して払い戻しを保証してくれる(ネット預金の定期預金)

 


生活防衛資金を用意して、資産配分を決めて、投資商品を決めたら、あとは所定の比率で毎月1回積み立てるだけです。積み立てにしても、各証券会社の「自動積み立てサービス」に登録すれば、毎月、同じ日にちに、同じ商品を、同じ金額で、「自動的に」に購入してくれ、積み立て作業を、不要にできる(ひたすら積み立てて寝かせて増やすだけ!)

→普通の投資法で必要な、毎日株価チャートとにらめっこや決算短信有価証券報告書を読み込む必要も全くない

 


・年1でやりたい「リバランス」

→自分が決めた資産配分と比べて、比率が、大きくなりすぎた資産クラスのインデックスファンドを売って、比率が小さくなり過ぎた資産クラスのインデックスファンドを、買うという作業をします

 


・ウォーレンバフェット氏

「ほとんどの投資家にとって、株を保有する最善の方法は、手数料の低いインデックスファンドに投資することである」

 


インデックス投資法は"手間がかからない"ことにかけては、右に出るものはいないため、投資が趣味でも仕事でもない、私たち普通の人には向いている投資法

 


・投資家の思考は

①リスクとリターン(メリットデメリット)視座が備わっている

②長期的視座

 


・NISAは税金が掛からない口座のこと

 


・ネット証券(SBI証券楽天証券)

 


ETF(上場投資信託)

 


○喝破

① 大声でしかりつけること。 「『返事をしないか!』と江間君の-した時/第三者 独歩」

② 誤った説をしりぞけ、正しい説を確信をもって言い切ること。 「神にも苦痛があるとは、たしかカライルが-したのである/神秘的半獣主義 泡鳴」

 


・大江英樹氏は、証券会社・銀行の窓口や外回り営業者は、"販売のプロ"であって、"運用のプロ"や"アドバイスのプロ"ではないと一石を投じている

 


インデックス投資であれば、NISAよりも積み立てNISAの口座がオススメ(非課税期間が20年間である為)

 


・イデコ(個人型確定拠出年金)は個人が自由にやるかやらないかを決められる積み立ての私的年金

→60歳まで引き出せないが、

①掛け金は課税所得額から引かれる為、所得税・住民税が軽減

②運用中の利益は60歳まで非課税

著者は楽天証券を奨励

 


・20-30代の若い方は、投資で資産を増やすよりも、仕事の収入を増やす方がコスパが良いと説いている

 


○寡聞(かぶん)

見聞の狭いこと。主に謙遜の意で用いる。 「 -にして存じません」

 


・人は一度経験・手にしたものより下の水準には戻れない。欲望には際限がない。

 


アインシュタイン博士は複利の概念こそ「人類最大の数学的発明だ」と言及

 


・「平均回帰性」とは、短期的にはランダムに発生しているように見える事象であっても、長期的には平均値に収束していく性質のこと

 


・月並みだが、「人生で今日が一番若い」迷うなら今すぐに

 


・大暴落は避けられない。

ポートフォリオのリスク水準を自分のリスク許容度の範囲内に抑えた資産配分にしておくこと

 


・貴方の感情的に不安定な時は往々にして、「近視眼的」になっていることが挙げられる

 


・珠玉の名言

「直感こそが敵であり、理性こそが友」

 


・欲望は人々を動かすエンジンである

 


・愚者は経験に学び、賢者は過去より学ぶ

 


・これから日本の社会要因に伴って、減耗する日本の国力を鑑みるに、国際分散投資は大きなメリットがある

 


○吹聴(ふいちょう)

言いふらすこと。言い広めること。「自慢話を吹聴して回る」

 


○罵詈雑言(ばりぞうごん)

口を極めた悪口。「罵詈雑言を浴びせる」

 


・米国には「100から年齢を引いた割合で株式を持て」という教えがある

 


・「積み立てる時は定額、取り崩す時は定率」

 


○祈念(きねん)

神仏に、願いがかなうように祈ること。「世界の平和を祈念する」