『137』ビジネスの本質 著 大学4年間の会計学見るだけノート
「📕著 大学4年間の会計学見るだけノート」
・財務会計の目的は外部利害関係者への報告が目的
○会社法
株主や債権者の保護を目的として、配当可能利益の算定方法
○税法
課税を公平にするため、法人の課税所得の算定の仕方を規定
投資家の保護を目的として、企業情報の開示の仕方を規定
・銀行(債権者)
・管理会計を行わないと自社の業績の推移や業界内での立ち位置、改善点など経営戦略策定のための分析が十分にできず、せっかく事業が好調に成長しているのに拡大の判断が出来なかったり、暗礁に乗り上げている事業からの撤退が遅れるなど、意思決定の精度が低くなってしまう
・会社は事業年度が終了した際に、決算書と税務申告書を作成して納税を行う。その際、会社の活動の成果をもとにして税金の金額を算出するための会計が税務会計。
・自己資本比率とは、全ての資産の中で、返さなくていい資金がどのくらいあるのかを見るのが自己資本比率
会社の商品を売って得た収入から製造や仕入れなどにかかったお金を引いたもの
○営業利益
売上総利益から商品を売るためにかかった広告費や本部などの費用を引いたもの
○経常利益
営業利益から会社の業務以外の収支を加えたもの
○営業外収支
他社からの配当などの利益がある一方で、金利を支払わなければならない。こうした会社の本業以外での収支
その期中に限って発生した特別な利益・損失を差し引くもの
・損益計算書は会社の無駄遣い発見器
・売上総利益が十分でないと、社員の給料やオフィスの賃料が払えなくなり、会社は倒産の危機に瀕する。つまひ、売上総利益は会社の最も基本的な利益であり、会社の原動力であると言える
○売上原価
期首の在庫+期中の仕入れ-期末の在庫
→会社の売上原価を確定させる為にも棚卸作業はとても大切
・販管費のわかりやすい例として「広告宣伝費」が挙げられる
(他には、電話代、郵送代、インターネット通信費、賃貸料、研究開発費など)
言い換えると経費。人件費も同様。
・経常利益として株や債券が挙げられる
・営業外収益の代表的なものは「受取利息」
→借入金があれば営業外費用として借入利息を計上しなければならない
・特別損失
災害・収益悪化
・特別利益
資産の売却
・社会的コストである法人税等を支払って最終的に確定した会社の利益が当期純利益
○租税公課
印紙税や消費税、地方公共団体や同業者組合の会費などの税金、課金は販管費
→他には、不動産取得税、固定資産税、自動車税
○間接費
特定の製品の製造とは無関係なところでかかった人件費、光熱費
○変動費
原材料費や販売手数料など売上に比例して変動する費用
○直接費
原材料費や生産を担当する従業員の給料、それ以外で製品に直接かかった費用
・会計監査を監査法人と公認会計士が財務諸表を細かくチェックする
○流動資産
→一年以内に現金化できるもの
○固定資産
建物、パソコン、事務机、イス、著作権
→一年以上使うもの
・純資産
①資本金(投資家からの投資資金)
②利益剰余金
○流動比率
流動資産÷流動負債×100%
流動比率が低い場合は、一年以内に現金化できる資産より返済する負債が多いことを示しています。つまり会社の資金がショートする可能性があるということ。
→一般的に流動比率は100%以上あれば安全性が高い会社といえる
企業活動は「利益を上げて資産を増やす」ゲーム
○キャッシュフロー計算書
会社が持っている現金・預金といったものが、一年間でどのような動きをしたかということを表す財務諸表の1つ
①営業活動
②投資活動
③財務活動
に大別できる
営業キャッシュフローが多いほどその会社は安心。逆に少ないと資金が回らなくなり倒産する恐れ
○のれん
以前の「営業権」に代表される形のない潜在的な価値のことを指す
単純に金額換算できないブランド力や将来的な価値、あるいはその分を加味した差額が会計における「のれん」
→M&Aを行う際発生
「何故黒字でも倒産するのか」
「売上・費用」と実際の「入金・支払」に時差があるから。
→黒字倒産を防ぐためには、お金をいつ、どれだけ、用意しておくかといった将来の設計が大切
○フリーキャッシュフロー
一般的には営業CFから投資CFを差し引いて残った分をFCFと呼ぶ。FCFは借入の返済や株主への配当の原資とされる
・事務用品が20万円だったとすると、まずは販管費の事務用品費として20万円を計上。この時点で売り上げは「0」なので、営業利益以下は「-20」になります。
・連結経営は連帯責任
連結経営した企業は規模が大きいからこそ、経営が難しいと言われている
→親会社の業績良くても子会社が悪いと株主からの評価は下がる
・親会社と関連会社は持株の割合を適用したのち、連結財務諸表に記載するのがルール
・企業分析をする際に必要とされる観点は
①収益性(売上と利益を見る)
②安全性(経営がしっかりしてるか)
③成長性(今後も成長するか)
これらを決算書から読み解ける
○実数分析
売上規模・利益・資産額などの財務諸表の数値を見ることで、会社規模を理解できる
○比率分析
売上に対して利益がどれくらいあるのか、流動負債に対して流動資産はどれくらいあるのか、また自己資本比率はどれくらいあるのか、様々な分野をみて判断する
○時系列分析
過去の数値と比較することでその変化を把握する。経営において改善された部分や、悪化している部分が見えてくる
○他社比較分析
同業他社の財務諸表と比較して、相対的に状況を判断する
○営業利益率=営業利益÷売上高×100%
会社が一年間で生み出した利益は、どのくらいの財産によってもたらされたのかを示す
株式投資をする人たちの指標にもなっている
○ROE(return on equity)
株主が投資した金額に対し会社がどれだけ利益を出したのかを示す自己資本利益率を表す
・「借金」は会社本来の体力を超えさせる強力な栄養ドリンクのようなもの
→少ないもとででは大きな利益は見込めない。レバレッジをかけろ
・赤字になると会社が倒産すると言われますが、赤字が倒産の直接原因になることはない。赤字とは損益計算書の当期純利益がマイナスの状態を指し、会社が儲からなかったということ。まだ手持ちのお金があるのなら、新たに製品を作ったり、商品を仕入れたりして事業を続ければいい。仮に黒字でも手元にお金が無くなれば事業は継続できない
・会社が成長する理由にも2種類ある
内的要因と外的要因がある
GoogleがWebサイト運営者向けに提供する広告サービス。サイトの内容に関連した4行の広告を配信し、訪問者がリンクをクリックして広告を表示する仕組み。Googleの専用ページにサイト情報を登録すれば、だれでも自分のWebサイトに広告を表示でき、広告料は訪問者のクリックした回数によって支払われる。
○IFRS
〖International Financial Reporting Standards〗
国際財務報告基準。国際会計基準審議会が作成を進めている財務・会計基準。国際会計基準委員会が公表していた国際会計基準(IAS)を包含し、世界的な統一基準をめざしている