『115』構造を掴めば簡単!著 マッキンゼー流入社1年目ロジカルシンキングの教科書
「📕著 マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書」
・ここでいう論理思考とは「クリティカルに考え(深い洞察による自分の考えを持ち)、ロジカルに展開する(わかりやすく伝える)」ということ
・「ひらめき」や「直感」をそのままストレートに表に出すのではなく、ちょっとだけ「深く」探ってみるのです。ここがポイント
①前提を自分でちゃんと確認する(それは本当?)
②深く根拠を調べて伝える(〜だからそうだよ)
③自分だけの深い意見を持つ(それ、いいね)
・事象の背景に「なにがあるんだろう?」とちょっと深く考えてみる
・複数のものからでも共通の要素が抽出できるはず
論理思考の順序
①自分のひらめきや直感に対して「それは本当?」「だから何?」と自分でツッコミを入れること
→他にはないか?抜けや漏れがないか?のツッコミも大事
・他の要因も沢山相関している中で、たまたまなにかひとつの要因が目立ってしまうと、それがいかにも結果を握っているかのように見える事があるので注意が必要
・「クリティカルに考える」というのは、当たり前のように出てくる答えや、当たり前のように考えてしまうことを「一歩踏み込んで掘り下げること」です
・ビジネスにおける問題解決では、皆さんが思っている以上に本来の目的からズレた思考や行動をしてしまっているケースがあるので「目的は何か?」を常に意識してズレた言動を減らし最短でゴールに近づく
[私たちに「思考の枠」をもたらすもの]
思い込み これまでの経験 習慣
世間の目 教育 自分の信念
常識 メディア報道 ネット情報
成功体験 失敗体験etc
・何かの問題について話している時には、聴く側もクリティカルに聞くという姿勢が重要になってくる。何故なら表面的な話に終始することから深堀る糸口になるから
・営業成果が出ないから商談回数を増やすというのは「相関関係」はあるが直接結びつく「因果関係」はない
○ニュースの見出しから「別のこと」を考える
ニュースを話題にするだけでなく、そのニュースに対して「So that.Why so」と問いかける
・衝動買いの本質は、じつは、その「もの」自体を手に入れるのが目的なのではなく、「安く買えた」という満足感が得られる事が目的にすり替わっているかもしれない
→アンカリング効果も有用
○事実と意見を区別する
クリティカル思考を働かせると、一見「事実」を言っているように思えても、じつは、その中身は言っている人の「意見」に過ぎないということも少なくない
○言葉の曖昧さに甘えない
具体的に話す、聞く癖づけを
・ビジネスで必要とされる会話というのは、基本的に以下の4つが求められる
①何の話なのか(テーマ・論点)
②何を言いたいのか(結論・趣旨)
③そう言える理由は何か(根拠)
④何をしなければならないのか(行動)
・何が「伝わる、伝わらない」の鍵を握っているのかというと、"話の順序"
→テーマ→結論→根拠→行動
「シックスハット法」
①客観的思考
数字やデータ、信頼できる情報をもとに考える
②直感的思考
感情や感覚、直感的な発想をもとに考える
③否定的思考
課題やリスク、損失などをもとに考える
④肯定的思考
評価できる点やメリットなどをもとに考える
⑤想像的思考
革新的な事、これまでにないものをもとに考える
⑥プロセス管理思考
全体を見渡し実現性をもとに考える